この問題では、上り勾配15%の条件下で、21t級ブルドーザーが20mの平均運搬距離を運搬する際の時間あたりの作業量(地山の土量)を求める方法について解説します。与えられた条件をもとに、計算方法と必要な要素を整理していきます。
問題に与えられた情報
まず、問題に与えられた情報を整理します。以下の条件が与えられています。
- 上り勾配:15%
- 平均運搬距離:20m
- ブルドーザーのクラス:21t級
- 土質:粘性土
- 現場条件:悪い
- v₁(上り速度):40m/min
- v₂(下り速度):70m/min
- L(運搬効率係数):1.30
これらの情報を使って、ブルドーザーの時間あたりの作業量を計算します。
作業量の計算方法
作業量は、運搬速度や勾配、土質、ブルドーザーの性能に基づいて計算されます。計算式には、運搬効率係数Lと、上りおよび下りの速度v₁、v₂が重要な要素となります。具体的には、以下の計算式を使用します。
作業量 = (L × v₁ × v₂ × ρ × A) / 距離
ここで、ρは土の密度、Aはブルドーザーの作業面積、距離は運搬距離を指します。与えられた情報を基に、これらの値を代入して計算します。
実際の計算ステップ
1. 運搬効率係数L(1.30)を考慮し、上り速度v₁(40m/min)と下り速度v₂(70m/min)の影響を調整します。
2. 土質や現場条件が「悪い」とされているため、作業の効率が少し低下します。この影響を考慮して計算を進めます。
3. 土の密度(ρ)とブルドーザーの作業面積(A)については、一般的な値を使用して仮定します。
これらの計算をもとに、時間あたりの作業量(地山の土量)を算出します。
まとめ
上り勾配15%の条件下で、ブルドーザーの作業量を求めるには、与えられた速度や運搬効率係数、現場の条件を考慮に入れて計算する必要があります。具体的な数値に基づいた計算方法を理解することが、現場での作業効率を最大化するために重要です。
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