小学2年生の算数: 比例・引き算の計算方法と式の書き方

小学2年生の算数で学ぶ「3つの数の計算の工夫」の単元では、計算の順番や式の書き方についての疑問が生じやすいです。特に、式の書き方において、「（）を使うか使わないか」や、「どちらの方法が正解か」について悩むこともあります。ここでは、実際の問題を使ってその違いを解説し、どの方法が適切かを考えます。

1. 問題の説明と式の書き方

問題: みかんが20個あり、昨日6個食べ、今日2個食べた場合、残りのみかんの数は何個か？

この問題を解くために、2つの式が考えられます。

どちらの式を使っても答えは同じですが、問題の説明では、どちらを使っても正解がもらえるのでしょうか？

①式では、引き算を2回行っています。最初に6個を引き、次に2個を引く方法です。直感的に分かりやすいですが、順番が大切であることが分かります。

②式では、最初に6個と2個をまとめて足し、括弧で囲んでから引き算を行います。この方法も正しいですが、括弧の使い方を理解することが重要です。

多くの子どもは、括弧を使いたがります。それは、計算を整理して見やすくしたいという意識が働くからです。括弧を使うことで、計算の順番をはっきりさせることができ、混乱を避けることができます。

しかし、問題の中で括弧を使わなくても、①式のように単純な引き算の順番で計算を進めても正しい結果が得られます。重要なのは、計算の順番を間違えないことです。

最終的に、①式でも②式でも正解がもらえる理由は、どちらも同じ答えにたどり着くからです。しかし、子どもが括弧を使って式を立てる場合には、その使い方が理解できているかどうかが大切です。

実際のテストや授業では、計算式が正しくても、その過程や使った方法が理解できているかを重視することがあります。したがって、どちらの方法も正しいですが、計算過程を理解していることが重要です。

「（）を使っても使わなくてもどちらでも正解」ではありますが、計算式の意味を理解し、使い方に注意することが大切です。特に、子どもが括弧を使う理由やその使い方を理解していれば、より確実に算数を学べるでしょう。