方程式における括弧の扱いと掛け算のルール

方程式を解くとき、括弧の中にある数にどう対処すればよいか迷うことがあります。特に「両辺に掛けた数を掛けないのか？」という質問はよくある疑問です。今回は、方程式における括弧の中の数の扱いとその掛け算のルールについて解説します。

方程式における括弧の基本的な扱い

方程式では、括弧内にある数を外に出す操作を「分配法則」と呼びます。分配法則とは、括弧内の数を外に掛けて計算する方法です。例えば、(2x + 3) * 4 という式の場合、まず括弧内の2x と 3 に4を掛けます。

計算結果は次のようになります。
(2x + 3) * 4 = 2x * 4 + 3 * 4 = 8x + 12

方程式の両辺に掛け算をする場合、必ずその数を両辺に掛けます。例えば、x + 2 = 5 という方程式で、両辺に3を掛けた場合、(x + 2) * 3 = 5 * 3 となります。このように、両辺に同じ数を掛けることで、方程式のバランスが保たれます。

重要なのは、「括弧内の数に掛け算をする」ときには、分配法則に従い、正確に掛け算を行うことです。

もし、方程式の中に複数の掛け算や括弧が含まれている場合、計算の順序が大切になります。最初に括弧を展開し、次に掛け算を行います。計算の順序を守ることで、間違いなく正しい結果を得ることができます。

方程式を解く際には、括弧の中にある数に掛け算を適切に行う必要があります。分配法則を使って括弧を展開し、両辺に掛け算を行うことで、正しい解を求めることができます。計算の順序をしっかりと守り、掛け算を間違えないようにしましょう。