デッサンを素早く上達させるためには、時間を意識した練習と技術を効率的に向上させる方法を取り入れることが大切です。特に「30秒クロッキー」と呼ばれる練習法は、デッサン力を高めるのに非常に効果的とされています。この記事では、その効果や他のおすすめ練習法を解説します。
30秒クロッキーとは?
30秒クロッキーは、非常に短い時間でモチーフの形を素早く捉える練習法です。この練習法の目的は、詳細にこだわることなく、全体の形や構図を素早く描くことにあります。時間制限を設けることで、デッサンのスピードを向上させ、素早い判断力や観察力を養うことができます。
30秒クロッキーの効果
30秒という短時間でデッサンを行うことで、細部にとらわれず、全体の形状やバランスに集中できるようになります。これにより、観察力が養われ、動きや形の捉え方が改善されるため、速描力が向上します。最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を続けることで、時間を気にせずに素早く形を描けるようになります。
モチーフ1点に2時間かかる場合の練習法
モチーフ1点を描くのに2時間かかってしまう場合、焦点を絞って練習を重ねることが重要です。30秒クロッキーを使って素早く描く練習をした後、今度は少し長めの時間でデッサンを行い、詳細に注意を払いながらも時間を意識して描くとよいでしょう。例えば、10分や15分でモチーフを描き、その中で形や陰影を正確に描きつつ、スピード感も持って練習します。
おすすめのデッサン練習法
デッサンの上達には、いくつかの練習方法が有効です。まず、毎日スケッチブックを使って少しずつでも描くことが大切です。モチーフを観察してその形状を捉え、しっかりとラインを引くことで基本的な技術が身に付きます。また、ライトとシャドウの使い方を学ぶことも、デッサン力を高める重要なポイントです。最初は基本的な形状から始め、次第に複雑なモチーフに挑戦するとよいでしょう。
まとめ
デッサンのスピードを向上させるためには、30秒クロッキーをはじめとする時間を意識した練習が効果的です。最初は難しく感じても、継続することで速描力が向上し、モチーフ1点を描く際にも効率よく進めるようになります。あとは、細部にこだわりすぎず、まずは全体を把握することを意識し、描くことが重要です。繰り返し練習を行い、自分のペースで成長していきましょう。
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