「液タブ」「塩タブ」「バスタブ」、どれも「タブ」で終わる言葉ですが、それぞれ全く違う意味を持っています。なぜ同じ言葉の末尾が使われているのに、これらの単語が全く異なるものを指すのか、疑問に思う人も多いでしょう。この記事では、それぞれの「タブ」がどのような意味を持っているのか、そしてその違いについて解説します。
「タブ」の一般的な意味
「タブ」という言葉は、実は英語の「tab」に由来しています。「tab」は「タブレット」や「ラベル」、「タブキー(キーボードの操作キー)」など、さまざまな意味を持つ単語ですが、日本語においては主に「何かを区切る」「切り取る」といった意味合いで使われることが多いです。
「タブ」は、物理的なものだけでなく、コンピュータ用語にも使用され、タブを使ってページを切り替えたり、選択肢を区切ったりすることができます。このように、物理的にも抽象的にも「何かを区切る・分ける」という意味が共通しています。
液タブの「タブ」の意味
「液タブ」とは、液晶ペンタブレットの略です。これは、絵を描くためのデバイスで、タッチスクリーンのように液晶画面に直接描き込むことができるのが特徴です。ここでの「タブ」は、「タブレット」という言葉から来ています。
「タブレット」の語源は、「板」や「小さな板状のもの」を意味する「tablet」に由来しており、液タブもまた「板状のデバイス」という意味が込められています。液タブは、絵を描くための道具として「描画エリアを区切る」役割を果たすため、「タブ」の語が使われているわけです。
塩タブの「タブ」の意味
一方、「塩タブ」とは、塩分補給用のタブレット型のサプリメントを指します。「タブ」の部分は、サプリメントが「小さな板状」「錠剤」の形をしていることから来ています。
ここで使われる「タブ」は、主に「錠剤」を意味し、一般的には薬やサプリメントに用いられる用語です。タブレット型の形状が特徴であるため、異なる形状の薬や栄養補助食品と区別するためにこの語が使用されています。
バスタブの「タブ」の意味
「バスタブ」は、浴槽のことを指します。浴槽の形状が「タブレット」や「板」のような形をしていることから、英語の「bathtub(バスタブ)」の「タブ」に由来しています。
「バスタブ」は、広くて長い容器の形をしたものを指すため、ここで使われる「タブ」は、物理的な形状に由来しています。タブレットや板状のものが「大きな容器」を示すため、この語が適用されているのです。
「タブ」が使われる理由のまとめ
「タブ」という言葉は、もともと「板」や「小さな区切り」といった意味から派生しています。そのため、液タブの「タブ」は絵を描くためのデバイスの形状を指し、塩タブの「タブ」は錠剤の形状を指し、バスタブの「タブ」は浴槽の形状を指しています。
これらの「タブ」の使い方は、それぞれのアイテムが持つ形状や機能に基づいており、「タブ」とは、物理的な形状や機能的な役割を示す言葉として使われていることがわかります。


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