この問題では、関数 f(x) = x² – 4x + 5 の最大値と最小値を求めることを目的としています。範囲は 0 ≦ x ≦ a であり、a は正の定数です。この記事では、この問題を解くための手順を順を追って解説します。
1. 関数 f(x) の形を確認する
まず、与えられた関数 f(x) = x² – 4x + 5 を確認します。この関数は、二次関数の一般的な形である ax² + bx + c の形をしています。ここで、a = 1, b = -4, c = 5 です。二次関数の最大値や最小値は、その頂点を求めることで得られます。
二次関数のグラフは、放物線の形をしており、a が正の場合(ここでは a = 1)は、上に開いた形になります。つまり、この関数は最小値を持ちます。
2. 頂点の座標を求める
二次関数の頂点の x 座標は、以下の式で求めることができます。
x = -b / 2a
この式に、a = 1, b = -4 を代入すると、x = -(-4) / (2×1) = 4 / 2 = 2 となります。したがって、関数 f(x) の頂点は x = 2 であることが分かります。
次に、x = 2 のときの f(x) の値を求めます。
3. f(x) の最小値を求める
関数 f(x) = x² – 4x + 5 に x = 2 を代入して、最小値を求めます。
f(2) = 2² – 4×2 + 5 = 4 – 8 + 5 = 1
したがって、最小値は f(2) = 1 です。
4. 最大値を求める
この関数は上に開いた放物線であるため、範囲 0 ≦ x ≦ a の中で最も大きな値は、端点である x = 0 と x = a で計算する必要があります。
まず、x = 0 のときの f(x) を求めます。
f(0) = 0² – 4×0 + 5 = 5
次に、x = a のときの f(x) を求めます。
f(a) = a² – 4a + 5
したがって、最大値は f(0) = 5 と f(a) = a² – 4a + 5 の間で比較する必要があります。
5. まとめ
関数 f(x) = x² – 4x + 5 の範囲 0 ≦ x ≦ a における最小値は 1 で、最大値は f(0) = 5 と f(a) = a² – 4a + 5 の間で決まります。最小値は頂点 x = 2 で得られ、最大値は端点である x = 0 と x = a の値を比較することによって求められます。
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