水素原子を含むアンモニアの物質量の求め方

水素原子3.0×10^23個を含むアンモニア（NH₃）の物質量を求めるためには、物質量の計算に必要なステップを踏む必要があります。本記事では、物質量の計算方法について解説し、アンモニア中の水素原子の数から物質量を算出する方法をステップごとに説明します。

1. 物質量の基本的な計算式

物質量（モル）は、次の式で計算できます。
物質量（mol） = 与えられた粒子数 ÷ アボガドロ定数（6.022×10²³粒子/mol）。
したがって、水素原子3.0×10^23個を含むアンモニアの物質量は、まずこの式を使用して計算します。

アンモニア（NH₃）分子は1つの窒素（N）原子と3つの水素（H）原子から成り立っています。そのため、1モルのアンモニア分子には3モルの水素原子が含まれています。水素原子の数からアンモニアのモル数を求めるためには、まず水素原子3.0×10^23個からアンモニア分子のモル数を計算します。

水素原子の数3.0×10^23個を使って計算を行います。まず、物質量を求めるための式に当てはめます。
物質量 = (3.0×10^23個) ÷ (6.022×10²³個/mol) = 0.5モル。
したがって、水素原子3.0×10^23個は0.5モルの水素分子に相当します。

アンモニア1モルには3モルの水素原子が含まれていますので、0.5モルの水素原子はアンモニアでは0.5 ÷ 3 = 0.167モルに相当します。

水素原子3.0×10^23個を含むアンモニアの物質量は約0.167モルです。このように、水素原子の数から物質量を求めるには、アボガドロ定数を使ってモル数を求め、その後、アンモニア分子に含まれる水素原子の数を考慮する必要があります。