最大公約数と最小公倍数を利用した自然数AとBの求め方

高校数学

今回は、高校数学の問題「2桁の3つの自然数14, A, B(A<B)があり、この最大公約数は7で、最小公倍数は140である。自然数A, Bを求めなさい」という問題の解き方を解説します。

問題の整理

与えられた条件を整理しましょう。自然数AとBは、次の条件を満たします。

  • 最大公約数(GCD)が7
  • 最小公倍数(LCM)が140
  • A<B

これらの条件を満たすAとBを求めるためには、最大公約数と最小公倍数の関係を利用します。

最大公約数と最小公倍数の関係

最大公約数(GCD)と最小公倍数(LCM)には、次の関係式があります。

GCD(A, B) × LCM(A, B) = A × B

この式を使って、AとBを求めることができます。問題ではGCDが7、LCMが140と与えられているので、次の式が成立します。

7 × 140 = A × B

式を解く

7 × 140 = 980ですので、A × B = 980となります。

次に、AとBの最大公約数が7であることを考慮すると、AとBはそれぞれ7の倍数である必要があります。したがって、A = 7m、B = 7nとおけます。

これをA × B = 980に代入すると、次の式が得られます。

7m × 7n = 980 → 49mn = 980 → mn = 20

AとBを求める

mn = 20ですので、mとnの組み合わせを考えます。mとnが自然数であることを考慮すると、m = 4、n = 5が成立します。

したがって、A = 7 × 4 = 28、B = 7 × 5 = 35が求める解です。

まとめ

この問題は、最大公約数と最小公倍数の関係を利用して自然数AとBを求める問題でした。最大公約数と最小公倍数を結びつける公式を使い、適切な自然数の組み合わせを見つけることで、解を導くことができました。

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