場合の数の計算方法:色付き球を円形に並べる問題の解法

高校数学

この問題では、3種類の色(赤球2個、白球2個、青球3個)の違い以外に区別のつかない球を円形に並べる方法を求めています。質問者が試みた解法と、正しい解法について解説します。まずは、場合の数を求めるための基本的な考え方を理解し、計算方法を確認しましょう。

1. 問題設定の確認

問題では、赤球2個、白球2個、青球3個が与えられ、これらを円形に並べる方法を求めています。まず、直線に並べる場合の計算と、円形に並べる場合の計算の違いを理解することが重要です。

直線に並べる場合、球の並べ方は順列で計算できますが、円形の場合、回転対称性を考慮する必要があるため、円順列を使用します。

2. 円順列の考え方

円形に並べる場合、回転しても同じ配置としてカウントするため、1つの球を固定して残りの球を並べる方法を考えます。これにより、回転による重複を排除することができます。

例えば、赤球、白球、青球がある場合、1つの球を固定し、残りを並べることで、円形の配置を正しく計算することができます。

3. 与えられた条件に基づく計算方法

問題では、白球を固定して並べる方法を用いて、残りの球を配置する方法を考えます。この方法で、白球2個が隣合う場合、1個空ける場合、2個空ける場合のそれぞれを検討し、最終的な並べ方を求めます。

それぞれの場合に対して、赤球と青球を並べる方法が10通りであるため、最終的な並べ方は10×3=30通りとなります。

4. 質問者の解法との違い

質問者は円順列の考え方を用いずに、6!/3!2!2!の式を使って計算しました。この式は、球の並べ方を計算する際に正しい方法のように見えますが、円形の場合には回転対称性を考慮する必要があります。そのため、質問者の計算方法は誤りではなく、たまたま正しい答えに至っただけであると言えます。

円順列を用いた計算方法を理解し、回転対称性を考慮した解法に基づく答えを導くことが重要です。

まとめ

この問題では、場合の数を求めるために円順列の考え方を使用することが重要です。回転対称性を考慮して1つの球を固定し、残りの球を並べる方法を用いることで、正しい並べ方の数を求めることができます。質問者の方法も結果としては正しいですが、円形の並べ方に特有の計算方法を理解することが大切です。

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