心理職を目指している大学3年生の方が面接で「どんな心理職になりたいか」という質問に答えた際に、思ったような反応を得られず、悩んでいるというお話です。心理職に求められるものは何か、また、あなたが目指す母子支援の道にどのように進んでいくかについて考えを深める手助けをする内容です。
心理職に求められる基本的な姿勢とは?
心理職において重要なのは、「困っている人を見つけて助ける」というアプローチよりも、クライアントが自ら解決策を見出せるようサポートすることです。面接であなたが言ったように「困っている人を見つけたい」という意図は、非常に良い志ですが、心理職の基本はクライアントが自分で課題に向き合う手助けをすることです。
心理職は、直接的な「問題解決」よりも、クライアントの感情や思考を整理し、自らの力で課題に向き合うことができるよう導く役割を担います。そのため、自己理解を深めることが重要です。
自分のやりたいことと心理職の仕事のギャップ
あなたが言った「困っている人を見つける」という目標は、行政や福祉の分野で活躍する方々の役目とも言えます。心理職では、そのようなケースにおいてもクライアントが抱える心の問題や感情に寄り添いながら、クライアントが自己解決能力を高めるサポートを行います。
そのため、心理職を目指すのであれば、クライアントがどのようにして自分自身を知り、成長していくのかを見守る役割が必要です。心理職と行政や福祉の役目の違いを理解し、自己成長を促す方法に焦点を当てることが重要です。
母子支援を目指すあなたにぴったりの進路
母子支援に興味があるとのことですが、心理職としても大いに活躍できる分野です。例えば、児童相談所(児相)では、保護者や子どもとの面談を行い、家庭内での問題や子どもの心のケアを行います。ここでは、クライアントが安心して相談できる環境を作り、心理的支援を行うことが求められます。
他にも、地域の支援センターやNPOなど、母子支援を行っている多くの団体が存在しています。これらの団体では、心のケアを重視し、家族支援を行うケースが増えています。母子支援の分野は非常に広いので、心理学的なアプローチを使って社会に貢献できる道はたくさんあります。
心理職としての強みを活かす方法
心理職としての強みは、クライアントとの信頼関係を築き、問題を共に考え、サポートする力にあります。そのため、自分の強みややりたいことを明確にし、それを心理職としての活動にどう活かすかを考えることが大切です。
自己分析を行い、自分がどのような心理職を目指すのか、具体的な目標を定めることで、進むべき道が見えてきます。母子支援や心理療法、福祉支援など、興味のある分野において、学びを深めていくことが大切です。
まとめ
心理職に求められるのは、クライアントが自分で問題に向き合い、解決できるようサポートすることです。「困っている人を見つけたい」という目標も素晴らしいですが、心理職はその過程でクライアントに寄り添い、心理的支援を行う仕事です。母子支援に興味があるのであれば、児童相談所やNPOなどで、実際に保護者や子どもと関わりながら学びを深めることができる道が広がっています。


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