このページでは、小学算数の問題として出題される、二つの電車がすれ違う時間を求める方法について解説します。具体的な問題として、「時速54km,長さ90mの電車と、時速72km,長さ120mの電車がすれ違うまでの時間を求める」という問題について説明します。
問題の確認
問題では、以下の情報が与えられています。
- 最初の電車:時速54km、長さ90m
- 2番目の電車:時速72km、長さ120m
これらの電車がすれ違うまでの時間を求めるために、まずは電車同士が移動する速度と距離を把握する必要があります。
ステップ1:移動する相対速度を求める
電車がすれ違う速度は、二つの電車の速度を足し合わせた相対速度になります。最初の電車が54km/hで、2番目の電車が72km/hなので、二つの電車の相対速度は次のように計算できます。
相対速度 = 54km/h + 72km/h = 126km/h
これが、二つの電車が近づいていく速度です。
ステップ2:合計の距離を求める
次に、電車同士がすれ違うために必要な距離を求めます。すれ違うためには、両方の電車の長さを合わせた距離を通過する必要があります。最初の電車は90m、2番目の電車は120mなので、合計の距離は。
合計距離 = 90m + 120m = 210m
この距離を、相対速度で割ることで、すれ違う時間が求められます。
ステップ3:時間を求める
相対速度が126km/hで、すれ違うために必要な距離が210mであるため、まずは相対速度をm/sに変換します。1時間は3600秒なので。
126km/h = 126000m/3600s = 35m/s
次に、この速度を使ってすれ違う時間を求めます。
時間 = 距離 / 速度 = 210m / 35m/s = 6秒
まとめ
よって、この問題の答えは6秒となります。電車同士がすれ違うためにかかる時間は、相対速度と合計距離を使って計算することができ、相対速度は二つの電車の速度の合計で求められます。このような問題は、速度や距離、時間の関係を理解して解くことが重要です。
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