SPSSを使って2要因分散分析を行った結果、交互作用が有意であった場合、2水準の独立変数において単純主効果の検定をどのように進めるべきかについて解説します。特に、通常EMM(推定周辺平均)が3水準以上で必要とされる状況において、2水準の場合の進め方に焦点を当てます。
2要因分散分析における交互作用の意義
2要因分散分析で交互作用が有意になると、独立変数同士が相互に影響を与えていることがわかります。交互作用が有意な場合、単独での主効果の解釈は不十分になることが多いです。したがって、まず交互作用を理解した後、単純主効果を評価することが必要です。
2水準の独立変数におけるEMMの取り扱い
EMM(推定周辺平均)は通常、3水準以上の変数に対して計算されます。しかし、2水準の場合でもEMMの概念を使うことは可能です。2水準の場合は、交互作用を無視せずに各水準での単純主効果を比較し、結果を解釈します。
2水準の独立変数の単純主効果検定
2水準の独立変数においては、交互作用を加味した上で、各変数の水準ごとの単純主効果を比較する必要があります。具体的には、交互作用が有意であれば、各独立変数の水準ごとに別々の単純主効果検定を行い、それぞれがどのように影響を与えているかを明確にします。
まとめ
SPSSの2要因分散分析において、交互作用が有意となった場合は、2水準の独立変数についても単純主効果を評価することが可能です。交互作用の影響を考慮し、各水準ごとの単純主効果検定を行うことが重要です。
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