古文の動詞活用の解説と例題解答【新井白石「折りたく柴の記」より】

文学、古典

古文の動詞の活用形は、理解するのが難しいと感じることもありますが、実際に問題を解いていくことで、その変化をしっかりと把握することができます。今回は、新井白石の「折りたく柴の記」からいくつかの例文を取り上げ、動詞の活用形を詳しく解説します。

1. 動詞の活用形とは?

動詞は、時制や形態に応じて活用します。古文では、動詞は現代文とは異なる活用をすることが多いため、注意が必要です。活用形を正確に理解することで、文の意味を深く理解する手助けになります。

2. 例題解答:各動詞の活用形

⑴「来たりとどまりてあきものするあり。」

動詞「来たり」は、「来る」の連用形「来」に接続助詞「たり」がついたものです。「とどまりて」は「とどまる」の連用形、「あきものする」は「する」の未然形に接続助詞「もの」がついた形です。ここでは、「来たり」「とどまりて」「あきものする」それぞれの動詞が異なる活用を示しています。

⑵「河越にいざなひゆきたり」

「いざなひ」は「いざなう」の連用形、「ゆき」は「行く」の連用形、「たり」は助動詞で、ここでは連用形の後に接続助詞「たり」がついています。

⑶「胸うち騒ぎて走りてゆきてみれど」

「騒ぎて」は「騒ぐ」の連用形に接続助詞「て」がついたもの、「走りて」は「走る」の連用形、「ゆきて」は「行く」の連用形、「みれど」は「見る」の未然形「み」に接続助詞「れ」がついています。

⑷「いかにもしてその人を見ん」

「見ん」は「見る」の未然形に助動詞「ん」がついたものです。これは未来の意思や推量を示す形です。

⑸「かの死に者を取りあげさせて見るに」

「させて」は「さす」の連用形に助動詞「て」がついた形、「見るに」は「見る」の連用形に接続助詞「に」がついています。

⑹「我が夫なりけり」

「なりけり」は、助動詞「なり」の連用形「なり」に過去の助動詞「けり」がついています。

⑺「またその家子ら召し問ふに」

「召し」は「召す」の連用形、「問ふに」は「問ふ」の連用形に接続助詞「に」がついています。

⑻「その家の検知せしに」

「せしに」は「する」の過去形「せし」に接続助詞「に」がついた形です。

⑼「陳ずるに詞なくして」

「陳ずるに」は「陳ずる」の連用形「陳ずる」に接続助詞「に」がついています。

⑽「その婿を殺して水に沈めし事あらはれにたり。」

「沈めし」は「沈める」の過去形で、「あらはれに」は「明らかにする」の連用形「明らかにする」に接続助詞「に」がついています。

3. まとめ

以上の解説でわかるように、古文の動詞は現代文とは異なる活用をし、しっかりと文脈に合わせた意味を持っています。各動詞の活用形を理解し、文章の意味を深く読み取ることができるようになると、古文の学習がより楽しく、効果的になります。

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