真夏の炎天下に温度計を置くと、驚くような数値が表示されることがあります。直射日光に当たった温度計が48℃を示したとすれば、とても危険な暑さを連想しますが、それは必ずしも「公式の気温」とは一致しません。この記事では、直射日光での温度計測と、正しい外気温の測り方について解説します。
なぜ直射日光では温度が高く出るのか
温度計は周囲の空気だけでなく、太陽光を直接受けるとその熱エネルギーも吸収します。そのため、直射日光下では実際の外気温よりも高い数値を示すことになります。
例えば、公式な観測所で「気温35℃」の日でも、ベランダやアスファルト上に置いた温度計では40℃以上を示すことが珍しくありません。これは、周囲の環境と太陽の影響によるものです。
公式の気温の測り方
気象庁などの公式観測では、百葉箱(ひゃくようばこ)と呼ばれる通気性の良い白い箱の中に温度計を設置し、直射日光や地面からの熱の影響を避けて測定しています。
このように工夫することで、太陽光や地表の熱に左右されにくい「空気そのものの温度」を計測することができます。
体感温度との違い
実際に人が感じる暑さは、温度だけでなく湿度や風の有無によっても変わります。特に湿度が高い日は、汗が蒸発しにくくなるため体感的に暑さが増し、熱中症のリスクが高まります。
そのため、気温48℃という数値は極端に見えますが、「日向で直射日光を浴びている状況では、それに近い体感的な熱さを感じる可能性がある」という点で無視できません。
安全のための対策
夏場の外出時には以下の点に注意しましょう。
- 日中の直射日光を避け、できるだけ日陰を利用する。
- こまめに水分補給を行う。
- 通気性の良い服を着る。
- 暑さ指数(WBGT)など、熱中症リスクの指標も参考にする。
体感温度が高くなる状況では、数値以上に体に負担がかかりますので無理をしないことが重要です。
まとめ
直射日光の下で測定した気温48℃は、公式の気温とは異なり、太陽光や地表の影響を大きく受けています。しかし、体感的にはそのくらいの暑さを感じる状況も現実にあり得るため、過信せずに熱中症対策をしっかり行うことが大切です。正しい気温の測り方を理解しつつ、日常生活では体感温度や安全面を重視して行動しましょう。
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