一次関数の傾きと折半の求め方:分数の場合の解説

中学数学

一次関数の傾きが分数の場合、傾き自体を求める方法は理解できるかもしれませんが、折半を求める際にどの点を代入すればよいのかがわからない場合があります。この記事では、一次関数の傾きが分数の場合に折半を求める方法をわかりやすく解説します。

1. 一次関数とは?

一次関数は、一般的に式で表すとy = mx + bとなります。ここでmは傾きを、bはy切片(グラフがy軸と交わる点)を表します。一次関数のグラフは直線であり、傾きmは直線の傾き具合を示す重要な値です。

2. 傾きが分数の場合

一次関数の傾きmが分数の場合も基本的な考え方は同じです。傾きmが分数である場合、その意味は「1つのxの変化に対して、yがどれだけ変化するか」を示しています。例えば、傾きm = 2/3の場合、xが1増えるとyは2/3増えることになります。

3. 折半を求める方法

折半を求めるとは、一次関数のグラフ上で、x軸またはy軸を基準に、直線が交わる2点の中点を求めることです。具体的には、次の手順で求めます。

  • 1. 一次関数の式をy = mx + bの形にする。
  • 2. 2つの点A(x₁, y₁)とB(x₂, y₂)の中点を求める。
  • 3. 中点の座標は、xの値とyの値をそれぞれ平均することで得られます。

4. 実際の問題例

問題:一次関数y = 2/3x + 1の直線における、x = -3の点とx = 3の点を求め、それらの中点を求めよ。

まず、x = -3とx = 3のときのyの値を求めます。

  • y(-3) = 2/3(-3) + 1 = -2 + 1 = -1
  • y(3) = 2/3(3) + 1 = 2 + 1 = 3

次に、点A(-3, -1)と点B(3, 3)の中点を求めます。中点のx座標は(-3 + 3)/2 = 0、y座標は(-1 + 3)/2 = 1となります。

5. まとめ

一次関数における傾きが分数の場合でも、基本的な方法で求めることができます。特に、折半を求める場合は、2点の中点を求めるという考え方を理解し、実際に計算してみることが大切です。今回の問題を通して、分数の傾きの場合でも中点を求める方法がわかるようになりましたね。

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