素因数分解の問題において、40を分解する際に「2の3乗×5」と「2×4×5」といった2つの考え方があるように感じるかもしれません。しかし、これには重要な違いがあります。ここではその違いを解説します。
素因数分解とは?
素因数分解とは、与えられた整数をそれを割り切る最小の素数の積に分解することです。例えば、40を素因数分解すると、40 = 2 × 2 × 2 × 5 となります。これは、2の3乗(2³)と5に分解されることを意味します。
素数は、1と自分自身以外で割り切れない整数です。2, 3, 5, 7 などが素数です。
なぜ「2の3乗×5」となるのか?
40を素因数分解すると、2 × 2 × 2 × 5 という形になります。これは、2の3乗(2³)と5に分解できるということです。これが正しい素因数分解です。
「2の3乗×5」は、2³×5 と表現でき、これが40を正しく分解した結果です。つまり、2が3回掛け算され、5が掛け算されている状態です。
「2×4×5」とはなぜならないのか?
「2×4×5」という形は誤解です。実際、4は素数ではないため、正しい素因数分解には含まれません。4は2 × 2 であるため、4はすでに2の積として扱われます。したがって、「2×4×5」という分解は間違いです。
正確には、4は2の2乗(2²)ですから、40 = 2³ × 5 という形にすることが正解です。
まとめ
40を素因数分解する際は、40 = 2³ × 5が正しい結果です。2×4×5という分解は、4が素数でないため誤った分解です。素因数分解は、最小の素数に分解することを意識しましょう。
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