NC旋盤のF値(切削送り)とその速さについて

工学

NC旋盤のプログラムにおいて、Fは切削送り速度を示す指令であり、F100やF1000などの値が設定されます。しかし、この数値が実際にどれくらいの速さに相当するのかが分からない方も多いのではないでしょうか。

F値とは?

NC旋盤で使われるFは、「切削送り速度(feed rate)」を意味します。これは工具が素材を切る際に、進む速さを示す単位です。F100、F1000などの設定は、1分間にどれくらい進むかの速度を表しており、数値が大きくなるほど速い進行を意味します。

F100やF1000の速さ

F100やF1000の数値の意味は、通常、ミリメートル毎分(mm/min)として表されます。したがって、F100は1分間に100mm進むことを意味し、F1000は1分間に1000mm進むことを意味します。これにより、F1000の方がF100よりも10倍速く進むことがわかります。

切削送り速度が変わるとどうなるか?

切削送り速度が速ければ、加工時間が短縮されますが、同時に切削熱が増えるため、工具の摩耗や加工面の仕上がりにも影響を与える可能性があります。F値の設定は、加工する素材の特性や工具の耐久性を考慮して決定する必要があります。

まとめ

NC旋盤のF値(切削送り)は、加工の速度を示す重要な要素であり、F100やF1000はそれぞれ100mm/minや1000mm/minの速さを意味します。速さを決定する際は、加工品質や工具の耐久性などを考慮し、最適なF値を選択することが重要です。

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