論理国語の問題解説: 空欄にあてはまる語句の回答方法

この質問は高校二年生の論理国語の問題に関するもので、指定された文中の空欄に適切な語句や数字を埋める形式です。各問に答えるためには、教科書の内容に基づいて語句や数字を特定することが求められます。この記事では、各問いに対する答えとその根拠を解説します。

Q1. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，「強い者が弱い者を利用するようにできているという考え」を，〈【 1 】〉と筆者は述べている。

答え: 「支配的考え方」
筆者はこの考え方を「支配的考え方」と述べています。教科書に記載されている内容をもとに、弱肉強食という観点を支配的な力の存在として捉えています。

Q2. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，空身で地上最強の「ゾウ」は身体的な力が強いけれども，「自分より【 2 】を餌に」してはいない。

答え: 「弱者」
ゾウはその圧倒的な力を持っていても、弱者を餌にすることはないという筆者の指摘です。

Q3. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，「シマウマ」は「【 3 】」ならば，「ライオン」よりもずっと強いと述べている。

答え: 「環境条件」
シマウマが生存するためには、ライオンに対して適切な環境があればその強さが発揮されるという考えです。

Q4. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，強さの尺度に何を選ぶかで結論は異なるので，生物学では異なる強さを扱うときには，「【 4 】な強さの尺度」を導入している。

答え: 「相対的」
生物学においては、強さを相対的に評価する尺度を使用することが重要だとされています。

Q5. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，生態学における強さの概念は，捕食者の「【 5 】身体的な力」を指すわけではない。

答え: 「単純な」
捕食者の強さは単純に身体的な力だけでは測れないという指摘です。

Q6. 「弱肉強食は自然の摂理か」で，生態学における強さは，「【 6 】」のほうが強いと述べている。

答え: 「相互作用」
生態学における強さは、単一の力ではなく、相互作用によって決まるという考えです。

Q7. 「複数の『わたし』」で，クラス替えなどで自分が変化したように感じるのは，「『わたし』という存在が【 6 】によって支えられ，つくりだされている」からである。

答え: 「他者」
自分という存在は、他者との関わりによって形成されるという考え方です。

Q8. 「複数の『わたし』」で，「末娘」や「先輩」，「後輩」など「わたし」の在り方が変化しうるのは，私たちが「常に【 8 】」を持って生きているからである。

答え: 「役割」
自分は常に異なる役割を持って生きているからこそ、その在り方が変化するのです。

Q9. 「複数の『わたし』」で，筆者は，自分が常に同一の存在であり続けるというのは，近代における「【 9 】な人間観」だと述べている。

答え: 「単一」
筆者は、近代人が自己を単一な存在とみなしていることを指摘しています。

Q10. 「複数の『わたし』」で，小説家の平野啓一郎によると，たった一つの「本当の自分」などは存在せず，「複数の【 10 】」が存在しているという。

答え: 「人格」
平野啓一郎は「本当の自分」とは一つではなく、複数の人格が存在することを述べています。

Q11. 「複数の『わたし』」で，人は「分割可能な複合的な人格」でとらえようという考えを論じたのは，人類学者の【 11 】である。

答え: 「ルーマン」
人間を複合的な人格として捉えたのは、社会学者ニクラス・ルーマンです。

Q12. 「複数の『わたし』」で，筆者は，重要な点として，「わたし」は意図的に役を演じ分けているというよりも，他者によって【 12 】ことを挙げている。

答え: 「作られている」
「わたし」は意図的に役を演じ分けるのではなく、他者によって作られていると筆者は考えています。