『大鏡』の一節における「たれかなるべき」の品詞分解について

文学、古典

『大鏡』の一節における「たれかなるべき」の品詞分解についての質問に答えるために、まずこのフレーズを分析してみましょう。文法的に見て、どのように解釈できるかを理解することが重要です。

1. 「たれかなるべき」の品詞分解

「たれかなるべき」というフレーズは、古典文学において頻繁に登場する表現ですが、各語の品詞を分解してみると次のようになります。

  • たれ→代名詞:疑問を示す代名詞「たれ」は、人物やものを問う意味で使われます。
  • →係助詞:「か」は疑問を示す係助詞で、「たれ」に対する問いかけを強調しています。
  • なる→断定の助動詞:「なる」は存在や状態を表す「なり」に由来し、ここでは「〜である」という意味です。
  • べき→結びの語で推量:ここでは「べき」が、「なる」という断定の意味に対して推量を加え、予測や可能性を示しています。

2. 解析結果

「たれかなるべき」の品詞分解として、あなたが挙げた通り、たれは代名詞、は係助詞、なるは断定の助動詞、べきは結びの語で推量という解釈が適切です。これは古典文法において標準的な解釈方法です。

3. 文全体の意味

このフレーズ「この次にはまたたれかなるべき」とは、「次に来るべき人物は誰だろうか?」という意味になります。つまり、一条院が後任について尋ねている場面で使われている表現です。

4. まとめ

「たれかなるべき」の品詞分解は、あなたが挙げた通りで正しいです。このフレーズを理解するためには、古典文法の基本的な知識が必要です。推量や断定を含んだ表現であるため、文の全体的な意味や背景を考慮することが大切です。

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