食塩水の濃度計算：水を追加した後の濃度の求め方

この問題では、500mLの水と50gの塩が含まれている食塩水にさらに500mLの水を加えた後、食塩水の新しい濃度を求めます。濃度の計算方法を理解するために、食塩水の基本的な濃度の計算式を利用します。

問題の整理

元々、500mLの食塩水には50gの塩が含まれています。この食塩水にさらに500mLの水を加えると、食塩の量は変わらず、総量が倍になります。つまり、最初に与えられた水の量は変化せず、新たに加えられた水だけが増えることになります。

食塩水の濃度は、塩の質量（g）を食塩水の総量（mL）で割ることで求めることができます。最初の状態では、食塩水の濃度は次のように計算できます。

元の濃度 = (塩の質量) / (食塩水の体積) = 50g / 500mL = 0.1g/mL

水を500mL追加した後、食塩水の総量は1000mLになります。しかし、塩の量は変わらないため、新しい濃度は次のように計算されます。

新しい濃度 = (塩の質量) / (食塩水の新しい体積) = 50g / 1000mL = 0.05g/mL

したがって、水を追加した後の食塩水の濃度は0.05g/mLとなり、元の濃度の半分になります。これは、水を加えたことで塩が薄まった結果です。

食塩水の濃度は、塩の質量を食塩水の総量で割った値です。今回の問題では、水を追加したことで食塩水の体積が増え、その結果、濃度が半分に減少しました。数学的に言えば、濃度は水の追加によって希釈されることがわかります。