FAXモデムでの手動受信ボタンの追加方法と接続ピンについて

FAXモデムで手動受信ボタンを追加することは可能ですが、適切な接続方法を理解しておく必要があります。Conexant CX93010 と CX20548 の組み合わせの回路において、どのピンに手動受信ボタンを接続するかについて解説します。

1. FAXモデムの構造と手動受信ボタン

FAXモデムは通常、ソフトウェアまたは自動受信機能を通じてFAXを受信します。しかし、手動受信を設定する場合は、モデムのハードウェア側にボタンを追加して、受信を開始するためのトリガーを供給する必要があります。この場合、モデムの特定のピンに接続する必要があります。

2. Conexant CX93010 と CX20548 モデムのピン配置

これらのモデムチップには、受信ボタンや他の外部制御信号を接続するためのピンがあります。具体的には、データ受信やコントロール信号を扱うピン（例えば、データ受信ラインやDTR、RTSなど）が関係します。手動受信ボタンを追加するためには、モデムの「受信開始」信号をトリガーできるピンに接続する必要があります。

3. 手動受信ボタンの接続方法

手動受信ボタンは、通常は接点を閉じる（または開く）ことによって信号をトリガーします。このボタンをモデムの適切な制御ピンに接続し、ボタンを押すと受信を開始する仕組みを作ります。一般的な接続方法は、モデムの「DTR」または「RTS」ピンを制御することです。これらのピンに接続したボタンが押されると、FAXモデムが受信動作を開始します。

4. 注意点とトラブルシューティング

手動受信ボタンを接続する際、ピン配置や接続方法に注意が必要です。誤ったピンに接続すると、モデムが正常に動作しないことがあります。また、モデムの仕様書をよく確認し、デバイスに適したピンを選択することが重要です。

5. まとめ

FAXモデムに手動受信ボタンを追加することは可能で、Conexant CX93010 と CX20548 の組み合わせでも、適切なピンに接続することで実現できます。ボタンを押すとモデムが受信を開始する仕組みを作ることができ、より柔軟なFAX受信が可能となります。