ねじの規格「M4深8」と「M5xP0.8」の違いと解説

工学

ねじの規格に関して、よく目にする「16-M4深8」や「M5xP0.8」などの表記について、どの部分が何を示しているのか、理解しづらいことがあります。この記事では、これらの表記が何を意味するのかを解説し、ねじの規格に関する基本的な知識を紹介します。

「M4深8」や「M5xP0.8」の表記の意味

まず、ねじの規格表記について解説します。「M」の部分は、ねじの呼び径を示しています。例えば、M4は4mmの呼び径のねじを意味し、M5は5mmの呼び径を示します。

次に、「16-M4深8」の場合の「深8」はねじの長さを示しており、この場合は8mmの長さのねじを意味します。このように、呼び径(Mの後の数字)と長さ(深の後の数字)がセットになっています。

「M5xP0.8」の表記の意味

「M5xP0.8」の場合、Pは「ピッチ」を意味します。ピッチとは、ねじ山の間隔を表しており、0.8mmは1回転したときに進む距離です。したがって、この場合、M5のねじでピッチが0.8mmであることを示しています。

「M5xP0.8」の表記は、ねじの呼び径(5mm)とピッチ(0.8mm)を示すもので、長さに関する情報は含まれていません。

「M4深8」と「M5xP0.8」の違い

「M4深8」と「M5xP0.8」の主な違いは、長さとピッチの違いです。「M4深8」は長さを含んでいるのに対し、「M5xP0.8」はピッチを示しています。

「M4深8」の場合、ねじの長さが8mmであることが明記されており、ねじの長さに関して特に注視する必要があります。一方で、「M5xP0.8」は、ピッチの細かさに焦点を当てており、どれだけ密にねじ山が並んでいるかがポイントです。

まとめ

ねじの規格は、呼び径や長さ、ピッチなど、異なる要素を組み合わせて表現されています。表記に含まれる情報を正確に理解することで、必要なねじを適切に選ぶことができます。それぞれの規格が何を意味しているのかをしっかりと理解して、使用する場面に合ったねじを選ぶことが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました