中学三年生の数学でよく出てくる「√54nが整数となるとき、もっとも100に近い自然数nを求めよ。」という問題の解き方を解説します。まずは問題を整理して、必要な計算を順を追って行っていきましょう。
1. 問題の整理
問題の式は「√54nが整数」というものです。この式が成立するためには、√54nが完全な平方数である必要があります。つまり、54nが平方数でなければならないということです。
2. 54を素因数分解
まずは54の素因数分解をしましょう。
54 = 2 × 3² です。
したがって、√54n = √(2 × 3² × n) となります。ここでnが何かしらの値で、√54nが整数になるためには、nの値が3²や2の偶数倍を含んでいなければなりません。
3. nが満たすべき条件
√(2 × 3² × n)が整数になるためには、nに含まれる2と3の成分が偶数の倍数でなければなりません。
そのため、nの最小値は2 × 3² = 18 となります。これを使ってnを求めます。
4. 100に近いnを求める
最初に求めた最小値はn=18ですが、この値で√54nが整数となります。次に、100に近い自然数nを求めるために、nを徐々に増やしながら試していきます。
n=36、n=72、n=108などを順に試してみると、最も100に近いnはn=72です。
5. 結論
したがって、√54nが整数となり、もっとも100に近い自然数nは「72」であることがわかりました。
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