Femap with NX Nastranを使用した解析モデルにおいて、Y方向にかかる地震荷重を入力する方法について説明します。特に、設計震度や対象物の質量を基にした荷重の計算式に焦点を当て、実際の解析に役立つ情報を提供します。
地震荷重の計算式について
地震荷重を入力する際、基本的には質量と震度を掛け合わせて計算します。設計震度(水平:1.77、鉛直:1.21)と対象物の質量(470kg)を使って、Y方向にかかる地震荷重を求めます。具体的な計算式は以下のようになります。
地震荷重 (F) = 質量 (m) × 震度 (S)
地震荷重の計算実例
例えば、質量が470kgの対象物に対して水平震度1.77、鉛直震度1.21を適用する場合、Y方向の地震荷重は次のように計算されます。
水平荷重:F_h = 470 × 1.77 = 831.9N
鉛直荷重:F_v = 470 × 1.21 = 568.7N
Femap with NX Nastranでの荷重入力方法
Femap with NX Nastranでは、荷重入力を行うために以下のステップを踏む必要があります。
- 解析モデルを作成し、対象物の質量を設定します。
- 地震荷重を「Load Case」として定義し、水平および鉛直方向の震度を適用します。
- 「Force」や「Acceleration」を使って、地震荷重を正確に入力します。
- シミュレーションを実行し、荷重の影響を確認します。
まとめ
Femap with NX Nastranを使用して地震荷重を入力する際の基本的な計算式と方法について解説しました。質量と震度を掛け合わせることで、Y方向の地震荷重を簡単に求めることができます。これに基づき、解析モデルを設定し、シミュレーションを通じて結果を確認することができます。
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