この問題は、船の速度と川の流れの影響を考慮した、いわゆる流水算の問題です。問題を解くためには、静水時の速度や流れの速さを使って計算します。具体的な手順を以下で解説します。
問題の条件
船の静水時の速さは12km/h、予定では40kmの距離を2時間40分で進むことになっていました。しかし、実際にはエンジン故障で途中から川の流れだけで進むことになり、1時間20分余計にかかったというものです。これを基に、異常が起きた地点での状況を把握していきます。
問題を解くための手順
まず、問題で与えられたデータを整理しましょう。
- 船の静水時の速さ:12km/h
- 予定の所要時間:2時間40分(2.67時間)
- 実際の所要時間:予定時間 + 1時間20分(3.87時間)
- 距離:40km
予定では船が静水時に進む速さで全距離を進みますが、実際には途中でエンジンが故障し、流れだけで進むことになったため、進む速さが変わります。
流れの速さを求める
まず、予定の所要時間を基に、船が静水時に進む速さと川の流れを合わせた速さを求めます。予定の所要時間は、40kmの距離を進むためにかかる時間です。この時間で進む速さは、次のように求められます。
速さ(流れと静水時の速さ合わせて) = 距離 / 時間 = 40km / 2.67h ≈ 15km/h
これで船の速さと川の流れを合わせた速さは15km/hだとわかりました。次に、川の流れの速さを求めるために、船の静水時の速さ(12km/h)を引きます。
川の流れの速さ = 15km/h – 12km/h = 3km/h
異常変形が発生した原因とPR間の距離
ここで、船が途中でエンジンが故障して川の流れだけで進んだため、船の速さは川の流れの速さに依存します。実際にかかった時間の差(1時間20分)から、PR間の距離を計算することができます。
まず、実際にかかった時間差1時間20分は、船がどれだけ遅れたかを示しています。この時間差を川の流れの速さ(3km/h)で割ることで、PR間の距離を求めます。
距離(PR間) = 差時間 / 川の流れの速さ = 1.33時間 * 3km/h = 4km
まとめ
PR間の距離は4kmであると計算できます。このような問題を解くためには、船の静水時の速さや流れの速さを計算して、実際にかかる時間の差を使って距離を求める方法を使います。上記の手順で問題を解くことができるのです。
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