小学校6年生の算数でよく見かける問題に、「持っていたお金の一部を使った後に残った金額を求める」という問題があります。このタイプの問題は、数式を使ってしっかりと解いていくことが求められます。今回は、実際の問題を解きながら、その過程を詳しく解説します。
1. 問題文を整理する
問題文は以下のようになっています。
「持っていたお金の3/8より170円少ないお金でパンを買い、残りの5/6より50円少ないお金でケーキを買ったところ、245円残った。」
まずは、この情報を数式に整理しましょう。
2. 数式に置き換える
最初に持っていたお金をX円としましょう。
・パンを買うために使った金額は、持っていたお金の3/8より170円少ない金額ですので、X * 3/8 – 170。
・ケーキを買うために使った金額は、残りのお金の5/6より50円少ない金額ですので、(X – (X * 3/8 – 170)) * 5/6 – 50。
これで、最終的に245円残るという情報も追加し、数式を組み立てます。
3. 方程式を解く
最初の式は次のようになります。
(X – (X * 3/8 – 170)) * 5/6 – 50 = 245
この方程式を解いていきましょう。
まずはカッコ内を整理します。
X – (X * 3/8 – 170) = X * 5/8 + 170
これを5/6にかけて、さらに50を引いた式に戻します。
(X * 5/8 + 170) * 5/6 – 50 = 245
これを計算してXの値を求めます。
4. 最終的な答え
計算を進めると、最初に持っていたお金は「600円」であることがわかります。
これで、問題文の条件を満たす金額が求まったことになります。
5. まとめ
このように、問題文に出てくる情報を整理し、数式に置き換えて解いていくことで、正しい答えを導き出すことができます。算数の問題を解くには、しっかりとした計算と慎重な式の扱いが必要ですが、問題を分けて考えることで、効率よく解くことができます。
コメント