この記事では、中学2年生の数学の問題である連立方程式を使った2けたの自然数を求める問題の解き方を解説します。この問題では、2けたの自然数の10の位の数と1の位の数に関する情報が与えられ、その数を求めるための手順を具体的に説明します。
問題の整理
問題文から、次の2つの条件が与えられています。
- 10の位の数の3倍と1の位の数の和が18である。
- 10の位の数と1の位の数を入れ替えると、その数は元の数より54大きい。
これらの条件を連立方程式として表現して解いていきます。
1つ目の式: 10の位の数の3倍と1の位の数の和
まず、10の位の数をx、1の位の数をyとします。
1つ目の条件から、次の式が成り立ちます。
3x + y = 18
これが最初の連立方程式です。
2つ目の式: 10の位と1の位を入れ替えた差
次に、10の位の数と1の位の数を入れ替えた場合、元の数より54大きくなるという条件を考えます。
元の数は、10x + yです。入れ替えた数は、10y + xです。
したがって、次の式が成り立ちます。
10y + x = 10x + y + 54
この式を簡単にすると、以下のようになります。
9y – 9x = 54
両辺を9で割ると、次の式が得られます。
y – x = 6
連立方程式を解く
得られた2つの式を使って連立方程式を解きます。
1つ目の式:3x + y = 18
2つ目の式:y – x = 6
2つ目の式をyについて解くと、y = x + 6になります。これを1つ目の式に代入します。
3x + (x + 6) = 18
これを解くと。
4x + 6 = 18
4x = 12
x = 3
xが3であることがわかりました。これをy = x + 6に代入すると、y = 9となります。
答えの確認
したがって、10の位の数は3、1の位の数は9です。元の数は39です。
これで、問題の答えは39であることが確認できました。
まとめ
この問題では、連立方程式を使って、与えられた条件を数式に表し、それを解くことで2けたの自然数を求める方法を学びました。連立方程式を解くためには、問題の条件を適切に式に変換することが重要です。
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