スペイン語で「ついでに言うと」を表現する際、「de paso」というフレーズを使うことができます。これは日常会話や書き言葉でも広く使用され、意味としては「ついでに」や「ちなみに」というニュアンスを持っています。この記事では、「de paso」の使い方や、他の表現との違いについて解説します。
1. de pasoの基本的な意味と使い方
「de paso」は直訳すると「通り道で」「道中で」という意味ですが、比喩的に「ついでに」「ついでのことに」といった意味で使われます。この表現は、何かを行うついでに別のことをする場合に使用されます。
例えば、スペイン語で「ついでに話すと」という意味では「De paso, quiero mencionar que…」と使います。このように、主題に関連する追加情報を伝える際に役立ちます。
2. de pasoの例文
実際に「de paso」を使った例文をいくつか見てみましょう。
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Voy a la tienda, de paso compro pan.(私は店に行くついでにパンも買います。)
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De paso, me gustaría agradecerte por todo.(ちなみに、すべてに感謝を述べたいです。)
これらの文では、何かをするついでに別の行動を加える状況を示しています。
3. 「de paso」と「por cierto」の違い
「de paso」以外にも、スペイン語には「ついでに言うと」という表現に近いフレーズがあります。それが「por cierto」です。「por cierto」は「ところで」「ちなみに」という意味で、主に会話の中で注目すべき情報を追加する際に使われます。
例えば、「Por cierto, ¿sabías que hoy es su cumpleaños?(ところで、今日は彼の誕生日だって知ってた?)」というように使います。これに対して、「de paso」は、何かを行うついでに別のことをする場合に使うため、少しニュアンスが異なります。
4. まとめ:de pasoを使う場面と注意点
「de paso」は、何かを行う際に「ついでに」という意味で便利に使える表現です。スペイン語を学ぶ上で、会話の中で頻繁に使われるフレーズとなるため、覚えておくと良いでしょう。
一方で、英語の「by the way」とは少し使い方が異なるため、状況に応じた使い分けが求められます。スペイン語のニュアンスに慣れることで、自然な会話ができるようになります。
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