数Aの課題問題の解き方と計算式の詳細解説

高校数学

数Aの課題問題を解くためには、計算式やその手順を正確に理解することが重要です。この記事では、各問題に対する詳細な解法と計算式をわかりやすく解説します。具体的な問題を順に解きながら、その途中式や最終的な答えを導きます。

① 5個の数字を使って作る3桁の整数

問題: 0, 1, 2, 3, 4の5つの数字を用いて作る3桁の整数のうち、320より大きい整数は何個あるか。ただし、同じ数字を繰り返し用いてもよい。

解法: まず、3桁の数は、最初の数字(百の位)は0以外の数字でなければなりません。次に、320より大きい数を求めるためには、百の位が3、2またはそれより大きい数字になる必要があります。

まず、百の位が3の場合、残りの2桁は自由に選べるので、4種類の数字から2桁を選べます。つまり、4×4 = 16通りです。

次に、百の位が4の場合、残りの2桁は何でも選べるので、4×4 = 16通りです。

合計で16 + 16 + 7通り(320より大きい)となり、答えは39個です。

② A,Bを含む8人の中から5人を選ぶ場合

問題: A、Bを含む8人の中から5人を選び、円形のテーブルに座らせる場合、次の条件を満たす通り数を求めます。

(1) A、Bがともに含まれる場合

解法: AとBを固定して、その周りに3人を選ぶことになります。残りの6人から3人を選ぶ方法は、6C3で決まります。座席が円形なので、3人を選んだ後の並べ方は(3-1)!で計算します。

6C3 = 20、3人を並べる方法は2! = 2通りです。したがって、20×2 = 40通りとなります。

(2) AとBが隣合わない場合

解法: AとBが隣合わない場合は、(1)の通り数からAとBが隣合う場合を引けばよいです。つまり、40 – 20 = 20通りです。

③ 5個の球を円形につなぎ合わせて作る首飾り

問題: 赤、青、黄、緑、紫の5個の球を円形につなぎ合わせて首飾りを作る場合、何通りの作り方があるか。

解法: 円形の配置なので、1つの球を固定した後、残りの4つの球を並べる方法を計算します。残り4つの球の並べ方は4!通りです。

4! = 24通りですが、同じ配置を回転させた場合は同一とみなされるため、12通りとなります。

④ 7文字の並べ方

問題: a, b, c, d, e, f, gの7文字を並べる場合、次の条件に基づいて何通りの並べ方があるかを求めます。

(1) a, b, cのどれもが隣合わない場合

解法: まず、a, b, c以外の4文字を並べる方法は4!通りです。その後、空いている隙間にa, b, cをそれぞれ配置しますが、隣合わないように配置する必要があります。

4! = 24通り、a, b, cを並べる場所を3つ選ぶ方法は3! = 6通りです。したがって、24 × 6 = 1440通りとなります。

(2) a, b, cの文字が、aがbより左、bがcより左に並ぶ場合

解法: a, b, cが特定の順番で並ぶ場合、aがbより左、bがcより左という条件を満たすためには、a, b, cが並ぶ位置を選び、順番は決まっているため1通りとなります。

残りの4文字を並べる方法は4!通りです。したがって、4! = 24通り、答えは840通りです。

まとめ

数Aの課題問題を解くためには、組み合わせや順列を活用した計算式が重要です。問題の条件に基づいて、適切な式を立てて計算することで、解答にたどり着くことができます。今回解説した方法を参考にして、類似の問題も解いていきましょう。

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