今回の問題では、さまざまな図形の面積や体積を求める問題を解説します。問題を解くために必要な公式を理解し、計算過程を丁寧に説明していきます。
① 直径10cm 中心角72°のおうぎ形の面積
おうぎ形の面積は、次の式で求めることができます。
面積 = (中心角 / 360°) × π × r²
ここで、rは半径です。直径が10cmなので、半径r = 5cmです。
したがって、面積 = (72° / 360°) × π × 5² = (1/5) × π × 25 = 5π cm²です。
② 弧の長さ6πcm 中心角240°のおうぎ形の半径の長さ
おうぎ形の弧の長さは、次の式で求めます。
弧の長さ = (中心角 / 360°) × 2πr
ここで、弧の長さは6πcmで、中心角は240°です。これを式に代入して、rを求めます。
6π = (240° / 360°) × 2πr
6π = (2/3) × 2πr
6π = (4π/3)r
r = (6π × 3) / 4π = 18 / 4 = 4.5cmです。
③ 底面が1辺5cmの正方形 高さ12cmの直方体
直方体の体積は、次の式で求めることができます。
体積 = 底面積 × 高さ
底面が正方形なので、底面積は1辺5cmの正方形の面積、つまり5 × 5 = 25cm²です。高さは12cmなので、体積は。
体積 = 25cm² × 12cm = 300cm³です。
④ 底面の半径3cm 母線の長さ6cmの円錐
円錐の体積は、次の式で求めます。
体積 = (1/3) × π × r² × h
ここで、rは底面の半径3cm、hは高さです。母線が6cmなので、円錐の高さを求めるためにピタゴラスの定理を使います。
母線² = 高さ² + 半径²
6² = h² + 3²
36 = h² + 9
h² = 27
h = √27 = 3√3 cmです。
したがって、円錐の体積は。
体積 = (1/3) × π × 3² × 3√3 = (1/3) × π × 9 × 3√3 = 9π√3 cm³です。
⑤ 直径5cmの半球
半球の体積は、次の式で求めます。
体積 = (2/3) × π × r³
直径が5cmなので、半径はr = 2.5cmです。体積は。
体積 = (2/3) × π × (2.5)³ = (2/3) × π × 15.625 = 10.4167π cm³です。
まとめ
これらの問題では、各図形に適した公式を使って計算を行いました。おうぎ形、直方体、円錐、半球それぞれの問題において、公式をしっかりと覚えておくことが大切です。計算の過程を丁寧に理解することで、数学の問題がよりスムーズに解けるようになります。
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