積分の問題の中でも、三角関数を含む積分はよく出題されます。特に、∫1/sin(3x) dx のような積分は少し複雑ですが、適切な手順で解くことができます。この記事では、この積分問題をどのように解くかをわかりやすく解説します。
1. 積分の設定と問題の整理
まず、与えられた問題は以下の積分です。
∫1/sin(3x) dx
この積分を解くためには、三角関数の積分を行うための変換や公式を利用します。
2. 積分の解法:置換積分を使う
この積分では、置換積分を使うことが有効です。具体的には、積分の中にある sin(3x) を扱うために、変数変換を行います。置換を行うことで、より簡単に積分を解くことができます。
置換として、u = 3x とおきます。これにより、du = 3dx となります。
3. 置換積分の実行
積分式を置換後に書き換えると、次のようになります。
∫1/sin(3x) dx = 1/3 ∫1/sin(u) du
ここで、∫1/sin(u) du は、標準的な三角関数の積分であるため、結果として得られるのは次のような形になります。
1/3 ln |tan(u/2)| + C
ここでCは積分定数です。
4. 結果の戻しと最終結果
u = 3x に戻すと、最終的な答えは次のようになります。
1/3 ln |tan(3x/2)| + C
これが、与えられた積分の解となります。
5. まとめ
∫1/sin(3x) dxの積分は、置換積分を使って解くことができます。三角関数の積分は少し複雑に思えるかもしれませんが、置換積分の手順を踏むことで簡単に解けます。この方法を覚えておくと、他の三角関数を使った積分にも応用できます。
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