今回は、韓国語の「좋은생각」 정용철의 가슴이 전하는 말 365「마음 풍경」の一部を日本語に訳した文章の添削を行います。中級者の学習者の方が翻訳したものですが、どのように直すべきか解説します。
原文と訳文の対比
原文:
나쁜 생각을 하면
우선 마음이 불편합니다.
마음은 원래 맑고 정직하기에
내 생각이 좋은지 나쁜지
다 알고 있기 때문입니다.
日本語訳:
悪い考えをしたら
まず、心が辛くなります。
心は元々清く正直なので
私の考えが良かろうが悪かろうが
全てわかっているからです。
添削ポイント
1. 「辛くなります」の表現
「辛くなります」という表現は、「不安になります」や「気分が悪くなります」など、もう少し具体的なニュアンスにすることができます。韓国語の「불편합니다」は「不快である」という意味なので、「不快になります」や「不安になります」の方が自然な訳です。
2. 「心は元々清く正直なので」の部分
「元々」という表現は、韓国語では「원래(元来)」の意味で使われることが多いですが、日本語では「本来」や「もともと」と訳す方が一般的です。したがって、この部分は「心は本来、清く正直なので」とした方が自然です。
3. 「私の考えが良かろうが悪かろうが」の表現
「良かろうが悪かろうが」という言い回しは、少し硬い印象を与える場合があります。もっと自然な日本語で表現すると、「私の考えが良いものであれ、悪いものであれ」とする方が適切です。
まとめ
韓国語から日本語に訳す際は、直訳ではなく文脈に合わせた自然な表現にすることが大切です。特に感情や気分に関する表現では、日本語ならではの言い回しを意識することが、よりスムーズで理解しやすい文章に繋がります。
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