美術予備校に通い続けるべきか?自分のセンスや意欲に悩むあなたへのアドバイス

美術、芸術

美術予備校に通っている高3の方から、センスの無さや課題に対する意欲の低さに悩んでいるという相談をよく受けます。絵を描くことが好きであっても、予備校での評価や自分の進路に対する不安がついて回ることは、非常に辛いものです。今回はそのような悩みを抱えている方に向けて、どうすれば自分の進路を決められるのか、そして美術予備校に通い続けるべきかどうかを考えてみます。

センスの問題は改善できるもの

まず、センスに関してですが、絵を描く上で「センス」とは絶対的なものではありません。確かに、初めから得意な人もいますが、多くのアーティストやデザイナーは練習を重ねることで技術を身に付けています。センスがないと感じるのは、始めたばかりで自分の感覚に自信が持てないからかもしれません。しかし、絵の基礎や色彩構成、立体感などを繰り返し学び、実践することで、必ず向上します。

他の人と比べて遅れを感じてしまうこともあるかもしれませんが、絵を描く力は時間とともに積み重ねられるものです。自分のペースで、着実に学んでいきましょう。

講評を恐れずに受け入れることが成長の鍵

講評で毎回下段に位置することが辛いと感じるかもしれませんが、それこそが自分を成長させるチャンスです。講評は単なる評価ではなく、改善点を学ぶ機会と捉えることが重要です。予備校の先生や周りの人たちが指摘する点を、最初は不安でも前向きに受け入れることで、次第に自分の絵に対する視点が広がり、改善のための道筋が見えてきます。

講評は怖いものではなく、自分を磨くための貴重な時間です。周りと比較して落ち込むよりも、自分の成長を実感できるよう、素直にアドバイスを受け入れましょう。

意欲が湧かない原因を見極める

「どの課題でも意欲が湧かない」と感じることもあるかもしれません。この理由はさまざまですが、まずはその原因を見極めることが大切です。もしかすると、課題が自分の興味に合っていない、または方法がわからないことからくるモチベーションの低下かもしれません。

このような場合、自分の興味や関心を再確認し、どんな作品を作りたいのか、どんな表現をしたいのかをじっくり考えることが重要です。自分の作品に対するビジョンが固まれば、自然と意欲も湧いてきます。予備校で習う技術や課題を通じて、自分の表現力を高めていくことが大切です。

美大への道を決めるための心構え

美大への進学を考える際、悩みは尽きませんが、一番大切なのは「自分が本当に何をしたいのか」を見極めることです。絵を描くことが好きであれば、美術予備校に通う意義は大きいです。しかし、もしその道を進んでいく中で、自分に合わない部分や向いていない部分を感じるのであれば、その気持ちに素直に向き合い、進路を再考することも一つの選択肢です。

美大進学に限らず、自分のやりたいことを見つける過程は重要です。今は迷っているかもしれませんが、どんな選択をしても自分の成長のために最善の道を選びましょう。

まとめ

美術予備校での学びは、決して簡単なものではなく、試練も多いですが、その過程を通じて得られるものは大きいです。自分のセンスや意欲がないと感じても、それは今後の成長の可能性を示しているに過ぎません。講評や練習を通じて技術を磨き、絵を描く楽しさを再確認しながら、前に進んでいきましょう。そして、もし進路に迷いが生じた時は、冷静に自分の気持ちと向き合い、最適な道を選ぶことが大切です。

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