質問:9x²-36を因数分解したとき、(3x+6)(3x-6)と、9(x+2)(x-2)の2つが出てきたのですが、どっちが正しいですか?また、理由も教えてください。
この記事では、9x²-36の因数分解に関する疑問を解消し、どちらの答えが正しいのか、そしてその理由を説明します。
因数分解の基本的なアプローチ
9x²-36という式を因数分解するには、まず共通因数を取り出して簡略化します。9x²-36は、9を共通因数として取り出せます。まずそのステップを見てみましょう。
式:9x² – 36
共通因数9を取り出すと、9(x² – 4)となります。次に、x² – 4をさらに因数分解します。
x² – 4の因数分解
x² – 4は、2つの平方数の差です。平方数の差は次のように因数分解できます。
x² – 4 = (x + 2)(x – 2)
したがって、元の式は次のように因数分解できます。
9x² – 36の因数分解
元の式は、9(x² – 4)という形に変換できました。ここでx² – 4は(x + 2)(x – 2)に因数分解できるので、全体を代入すると次のようになります。
9(x + 2)(x – 2)
答えの検討:(3x+6)(3x-6)と9(x+2)(x-2)
1つ目の答えである(3x + 6)(3x – 6)を展開すると、次のようになります。
(3x + 6)(3x – 6) = 9x² – 36
これは元の式と一致しますが、見かけは異なります。したがって、答えとしては正しいですが、(3x + 6)(3x – 6)は9(x + 2)(x – 2)と同じ式を異なる形で表現したものです。
まとめ
9x² – 36の因数分解は、最も簡単な形で書くと9(x + 2)(x – 2)です。しかし、(3x + 6)(3x – 6)も正しい答えです。これは、最終的に同じ式を異なる形で表しているだけです。
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