「One group was told that they were going to get feedback, some of which was good and some of which was bad, and were asked which they wanted to hear first.」という英文に関して、最後の「which they wanted to hear first.」が完全文に見えると質問者は考えています。では、この部分が完全文として成立する可能性はあるのでしょうか?今回はその点について解説します。
関係代名詞「which」の役割とは?
「which」という単語は、通常関係代名詞として使われ、先行詞を説明するために使われます。例えば、「I have a book, which is interesting.」では、「which」が先行詞「book」を説明する役割を果たしています。このように、関係代名詞「which」はその後に続く文が不完全文であることが一般的です。
ただし、関係代名詞「which」が使われる文が不完全文か完全文かは、その文の構造に依存します。
「which」が不完全文で使われる場合
通常、「which」が不完全文として使われる場合、その後に続く節は主語と動詞が省略されており、文脈から意味を補完する形になります。例えば、「I know the man, which is surprising.」のように、「which」は主語の「man」を受け、動詞が省略されているため不完全文となります。
このように、「which」が使われる部分が不完全文になることが一般的です。
「which」が完全文になる可能性は?
一方で、「which」が後ろに続く節が完全文として機能することもあります。これは主に疑問詞としての「which」を使った場合です。質問の例である「which they wanted to hear first.」は、実際には疑問詞として使われています。この場合、「which」は「どちらを(良いものと悪いもの)」という選択肢を示し、その後の文が完全な文として成り立っています。
したがって、文脈によっては「which」以下が完全文になることもあります。
「to hear」が名詞的用法かどうかについて
質問者は、「to hear」が名詞的用法であると考えていますが、実際にはこの部分は動詞「want」の目的語として使われています。この場合、「to hear」は不定詞として名詞的な役割を果たしており、文全体が完全文になる要素を持っています。
つまり、「which they wanted to hear first」という節は、名詞的用法の「to hear」を含みながらも、疑問詞として機能しているため、完全文として扱えるのです。
まとめ
「which」以下が完全文になることは、文の構造によって異なります。関係代名詞として使う場合は不完全文が一般的ですが、疑問詞として使う場合には完全文を形成することもあります。特に、疑問詞「which」が使われる文では、その後の文が完全文となることが多いので、文脈に応じて使い分けを理解することが重要です。
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