英語の文「We went back to the park, to the same picnic bench, and spent several more hours thinking and talking.」を日本語に訳す際の適切な表現を選ぶには、英語の構造と文脈を考慮することが重要です。ここでは、3つの試訳の中でどれが最も適切か、また「several more hours」の使い方について解説します。
3つの試訳の比較
まず、3つの試訳を見てみましょう。それぞれに異なるニュアンスがありますが、正しい訳を選ぶためには、元の英語文の意味や流れを理解することが大切です。
試訳1:「私たちは公園に戻り、同じピクニックベンチで、さらに数時間考え、話した。」
この訳は簡潔であり、元の文の意味をきちんと表現しています。ただし、「考え、話した」とした部分がやや硬い表現になっており、もう少し自然にした方が良いでしょう。
試訳2:「私たちは公園に戻り、同じピクニックベンチに座って、さらに数時間考えたり話したりした。」
この訳は、「座って」という表現が加わり、より具体的な状況を伝えています。また、「考えたり話したりした」とすることで、動作が並列的に行われたことを表現しており、元の文の意味に合った自然な流れです。
試訳3:「私たちはその公園の同じピクニックベンチに戻って、数時間を超えるほど考えたり話したりした。」
この訳は、少し言い回しが不自然です。「数時間を超えるほど」は日本語としては不自然で、英語の「several more hours」を表現するには適切ではありません。
「several more hours」の意味と使い方
「several more hours」は、「さらに数時間」という意味です。ここでの「several」は「いくつかの、複数の」という意味を持ち、「more」は「さらに、追加の」を示しています。そのため、「several more hours」は、すでに何時間かを過ごした後に、さらに何時間かを追加で過ごすという意味です。
このフレーズを訳す際には、「さらに数時間」とするのが一般的です。「more several hours」とすると文法的に誤りとなります。正しい順番は「several more hours」です。
最も適切な訳はどれか?
上記の3つの試訳を比較すると、最も自然で元の文に近い訳は試訳2です。「考えたり話したりした」という並列的な動作と、具体的な状況を伝える「座って」という表現が、元の文のニュアンスをよく表しています。
試訳1も悪くはありませんが、「考え、話した」の部分が少し堅苦しく、会話としては少し不自然に感じるかもしれません。試訳3は「数時間を超えるほど」という表現が不自然で、元の英語の意味が十分に伝わりません。
まとめ
英語の文「We went back to the park…」の日本語訳にはいくつかの選択肢がありますが、最も自然で意味が伝わりやすいのは「私たちは公園に戻り、同じピクニックベンチに座って、さらに数時間考えたり話したりした。」です。また、「several more hours」は「さらに数時間」という意味であり、「more several hours」という表現は誤りです。翻訳時には、文脈に合った自然な表現を選ぶことが重要です。
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