数Ⅲの問題で、y=f(x) の逆関数 y=f^-1(x) を求め、そのグラフを描く方法について解説します。具体的には、(1) y = 1/2x + 2 (−2 ≤ x ≤ 2) と (2) y = √6 − 3x の逆関数を求め、それぞれのグラフを描きます。
逆関数の定義と求め方
逆関数は、元の関数 y = f(x) の入力と出力を逆転させたものです。y=f(x) の逆関数を求めるためには、次の手順を踏みます。
- 1. 関数 y=f(x) の式を x=f^-1(y) の形に変形します。
- 2. x と y を入れ替えて、式を解きます。
- 3. 得られた式が逆関数 f^-1(x) です。
問題 (1) y = 1/2x + 2 の逆関数
まず、y = 1/2x + 2 の逆関数を求めます。まず、y を x について解きます。
y = 1/2x + 2
1. y − 2 = 1/2x
2. x = 2(y − 2)
したがって、逆関数は f^-1(x) = 2(x − 2) となります。
次に、この逆関数のグラフを描くために、元の関数 y = 1/2x + 2 と逆関数 y = 2(x − 2) を同じ座標上に描くことで、反転の関係を視覚的に確認できます。
問題 (2) y = √6 − 3x の逆関数
次に、y = √6 − 3x の逆関数を求めます。同様に、y を x について解きます。
y = √6 − 3x
1. y − √6 = −3x
2. x = (√6 − y) / 3
したがって、逆関数は f^-1(x) = (√6 − x) / 3 となります。
この逆関数のグラフを描くには、y = √6 − 3x と f^-1(x) = (√6 − x) / 3 を同じ座標軸に描き、元の関数と逆関数の関係を視覚的に確認できます。
グラフの描き方
逆関数のグラフは、元の関数のグラフを反転させたものです。x軸とy軸を入れ替えたときに得られる対称性を確認しながら、元の関数と逆関数のグラフを描くことができます。
グラフを描く際には、関数の定義域に注意して、適切な範囲で点をプロットすることが重要です。例えば、y = 1/2x + 2 の場合、x = −2 から x = 2 の範囲で描きます。
まとめ
逆関数を求める方法は、元の関数の式を x について解き、x と y を入れ替えることです。具体的な例として、y = 1/2x + 2 と y = √6 − 3x の逆関数を求めました。逆関数のグラフは、元の関数を反転させたものとして描くことができ、視覚的に理解することができます。
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