古文「燕の、巣くひたらば告げよ。」の助動詞とその活用形について

古文の「燕の、巣くひたらば告げよ。」の文に出てくる助動詞について詳しく解説します。助動詞の「たらば」の活用形やその意味に関する理解を深めましょう。

「たらば」とは何か？

「たらば」は、古文における仮定条件を表す助動詞「たる」の未然形「たら」に、「ば」という接続助詞が付いた形です。「たる」は「たる」「たり」の変化形で、状態や存在を表す助動詞です。「たら」はその仮定の形です。

「たらば」の助動詞の活用形は「たら」の部分が未然形で、接続助詞「ば」と合わさって仮定を示します。これは、「もし〜したならば」といった仮定の意味を持ちます。「告げよ」という命令形にかかる形で、仮定条件を示しています。

この文全体では、「もし燕が巣を作ったならば、それを知らせてほしい」という意味になります。従って、「たらば」は仮定の意味を持ち、命令形「告げよ」に繋がっていることが分かります。

「燕の、巣くひたらば告げよ。」の文における助動詞「たらば」は、仮定の意味を表し、未然形「たら」に接続助詞「ば」がついた形です。文脈に合わせて、仮定の条件が成立すれば、その結果として何かを命じるという形になります。