この問題では、二つの異なる電荷がそれぞれ異なる位置に配置され、点Pと点Qに対する電場を求める問題です。まずは、問題文を整理し、電場の計算に必要な基本的な理論と公式を解説します。
1. 問題の整理
問題では、上の電極(電荷-3[C/m^2])と下の電極(電荷+3[C/m^2])の電場が、それぞれ点Qに与える影響を求める問題です。点Pは上の電極の上空10[m]の位置にあり、点Qは電極間の真ん中に位置しています。
2. 電場の計算に必要な公式
電場の計算にはクーロンの法則を基にした公式を使用します。電場Eは次のように表されます。
E = (1 / (4π ε₀)) * (q / r²)
ここで、qは電荷、rは点Pまたは点Qからの距離、ε₀は真空の誘電率(ε₀ = 8.854 × 10⁻¹² F/m)です。
3. 上の電極による電場の計算
まず、上の電極から点Qへの電場を計算します。上の電極の位置と点Qの位置を基に、r(距離)を計算します。点Qは電極間の真ん中に位置しているため、r = 0.5[m]です。
次に、上の電極の電場をクーロンの法則を用いて計算します。電場の大きさは、上記の式に代入して求めます。
4. 下の電極による電場の計算
次に、下の電極から点Qへの電場を計算します。下の電極も同様に、点Qからの距離がr = 0.5[m]となるため、同じくクーロンの法則を用いて電場を求めます。
5. 結果のまとめ
上記の計算を通じて、点Qにおける電場の大きさを求めることができます。上の電極と下の電極からそれぞれ異なる電場が作用し、最終的な電場はその合成結果として求めることができます。
この問題の解法では、基本的なクーロンの法則と、電場が作用する位置や距離を適切に考慮することが重要です。
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