歩道の水路で見かけた小型犬サイズの動物は何?ドブネズミとビーバーの違いを解説

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歩道の脇にある浅い水路で、小型犬ほどの大きさの動物を見かけた経験はありませんか?その正体はドブネズミかビーバーか、それとも別の動物かもしれません。今回はその見分け方と生態について詳しく解説します。

ドブネズミの特徴と生息地

ドブネズミ(Rattus norvegicus)は、家ネズミの中でも最大級の大きさを誇ります。成獣の体長は約22~26cm、尾の長さは15~22cmで、体重は150~500g程度です。背中は褐色がかった灰色、腹面は灰色や黄色がかった白色をしています。耳は比較的小さく、前に倒しても目に届きません。ドブネズミは湿った場所や水辺を好み、下水道や河川の近く、または都市部の地下街などでよく見かけます。泳ぎが得意で、1分間に5~8mの距離を泳ぐことができます。

ビーバーの特徴と生息地

ビーバーは、体長60~90cm、尾を含めると最大で1.2mに達する大型の齧歯類です。体重は15~30kg程度で、背中は茶色や黒色、腹面は黄色がかった白色をしています。ビーバーは水辺の森林に生息し、木をかじってダムを作ることで知られています。日本では野生のビーバーは見かけませんが、動物園などで飼育されていることがあります。

見分け方のポイント

見かけた動物がドブネズミかビーバーかを見分けるためのポイントは以下の通りです。

  • 大きさ:ドブネズミは最大でも30cm程度、ビーバーは60cm以上の大きさです。
  • 体型:ドブネズミはずんぐりとした体型で、ビーバーは太くてがっしりとした体型です。
  • 尾の形状:ドブネズミの尾は細長く、ビーバーの尾は平たくて幅広いです。
  • 行動:ドブネズミは地面を歩くことが多く、ビーバーは水中で泳ぐことが多いです。

まとめ

歩道の水路で見かけた小型犬ほどの大きさの動物は、ドブネズミである可能性が高いです。ビーバーは日本では野生では見かけませんし、サイズや体型からも見分けがつきます。もしも見かけた動物がドブネズミであれば、衛生面での注意が必要です。ドブネズミはサルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原菌を媒介することがあり、注意が必要です。もしも不安な場合は、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。

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