「√(4t^4-8t^3+8t^2-4t+1) = 2t^2-2t+1」という式の解法について、どうしてこの式が成り立つのか、そしてどうやって左辺から右辺を導くのかを解説します。この問題は、東大入試の理系数学問題に登場するもので、計算を決め打ちで進めるのではなく、丁寧に式を展開していく方法が求められます。
問題文の確認
与えられた式は「√(4t^4-8t^3+8t^2-4t+1) = 2t^2-2t+1」です。左辺に平方根があり、右辺に2次式があるため、平方根の中身が2次式の2乗になっていることが推測されます。しかし、単純に2乗の形を決め打ちせずに、左辺から右辺を導く方法を考えます。
左辺の式の展開
まず、平方根の中身である4t^4 – 8t^3 + 8t^2 – 4t + 1が、どのような形になるのかを確認します。この式が、(2t^2 – 2t + 1)の2乗の形になるかどうかを調べます。
式を展開してみましょう。
- (2t^2 – 2t + 1)^2 = (2t^2)^2 – 2×(2t^2)(2t) + 2×(2t^2)(1) – 2×(2t)(2t) + 2×(2t)(1) + (1)^2
- = 4t^4 – 8t^3 + 8t^2 – 4t + 1
展開すると、元の式と完全に一致します。したがって、左辺の平方根の中身が(2t^2 – 2t + 1)^2であることがわかります。
平方根を外す
次に、平方根を外して式を簡単にします。√((2t^2 – 2t + 1)^2)となりますが、平方根と2乗が相殺されるため、式は単純に2t^2 – 2t + 1となります。
注意点
ここで注意すべきは、平方根を取る際に±の符号が付く可能性があることです。しかし、元の問題の文脈から、この場合は符号が正であると考えられます。
結論
この問題では、決め打ちせずに左辺の式を丁寧に展開していくことで、右辺の式「2t^2 – 2t + 1」が導かれることが確認できました。式の展開を正確に行い、平方根を外すことで解答にたどり着くことができます。
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