ウバタマムシはその美しい翅と希少性から、多くの昆虫採集者にとって憧れの存在です。しかし、どのように探せば良いのでしょうか?本記事では、ウバタマムシの生息場所や採集方法について、実際の採集記録を交えて詳しく解説します。
ウバタマムシの生息環境とは?
ウバタマムシは、特定の樹種に依存して生息しています。特に、アカガシやアラカシなどのブナ科の樹木が好まれる傾向があります。これらの樹木が多く生育する林道や山間部の道沿いなどが、ウバタマムシの生息地として適しています。
また、ウバタマムシは昼行性であり、日中に活動を始めます。特に気温が上昇し始める午前中から正午にかけて活発に動くため、この時間帯に探すと良いでしょう。
採集方法:スウィーピングとルッキング
ウバタマムシを探す際には、スウィーピングとルッキングの2つの方法が効果的です。
- スウィーピング:捕虫網を使って、樹木の葉や枝を払うことで、ウバタマムシを捕える方法です。特に、花が咲いている樹木や、葉の裏側に潜んでいることが多いため、注意深く観察しながら行うと良いでしょう。
- ルッキング:地面や樹皮、葉の裏などをじっくりと観察しながら探す方法です。ウバタマムシは小さく、色合いも周囲の環境に溶け込みやすいため、慎重に目を凝らして探すことが求められます。
実際の採集記録から学ぶ
ある採集者は、誕生日にウバタマムシを採集するため、早朝から山間部の林道を歩きました。タチツボスミレが多く生えている場所を中心に、スウィーピングとルッキングを組み合わせて行った結果、アラカシの樹皮下からハイイロヒラタチビタマムシを採集することができました。
このように、ウバタマムシの生息環境や活動時間帯を把握し、適切な採集方法を選ぶことで、採集の成功率が高まります。
まとめ:ウバタマムシ採集のポイント
ウバタマムシを採集するためのポイントは以下の通りです。
- 生息場所:アカガシやアラカシなどのブナ科の樹木が多く生育する林道や山間部の道沿い。
- 活動時間帯:気温が上昇し始める午前中から正午にかけて。
- 採集方法:スウィーピングとルッキングを組み合わせて行う。
これらのポイントを押さえて、ウバタマムシの採集に挑戦してみてください。
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