小学4年生の算数でよくある「12個入ったリンゴの箱が3個ある」という問題に、子どもがつまずいてしまう理由とその解き方、そして理解を深めるための教え方について解説します。
1. 文章問題における基本的な考え方
この問題では、まず「12個入ったリンゴの箱が3個ある」という情報から、リンゴの総数を求める問題だということを理解する必要があります。
問題文に出てくる数字は、「1箱に12個」ということと、「箱が3つある」ということです。これらの情報をもとに、どうやってリンゴの総数を計算するかがポイントです。
2. 解法の基本は掛け算
この問題では、12個のリンゴが1箱に入っていて、それが3箱あるので、12 × 3 = 36個のリンゴがあることになります。したがって、この問題では掛け算を使って解くことが正解です。
割り算だと思って解いてしまう子どももいますが、問題文の内容をしっかりと確認することで、掛け算の方法が適切であることが理解できます。
3. どのように教えると理解しやすいか
子どもがこの問題を正しく理解するためには、まずは「12個が3つ」と言われた場合に何をするのかを意識させることが大切です。子どもに、リンゴが入っている箱の数と1箱あたりのリンゴの個数を明確に伝え、それらを掛け算で結びつけるように教えましょう。
また、ビジュアルを使って教えることも有効です。例えば、リンゴが入っている箱を描き、それが3つあることを示し、それぞれの箱に12個のリンゴが入っていることを示すことで、具体的にイメージさせやすくなります。
4. より深く理解を促すための練習方法
理解が深まったことを確認するために、同じような問題をいくつか出してみると良いでしょう。例えば、「1箱に10個のリンゴが入っていて、それが5箱あるとき、リンゴは何個?」などの問題を解くことで、掛け算の使い方を繰り返し練習できます。
また、算数の文章問題を解く際には、問題文の読み方に慣れることも重要です。問題文に出てくる情報を整理し、何を求めているのかをきちんと理解することが、解法を正しく選ぶための大切なステップです。
5. まとめ
「12個入ったリンゴの箱が3個ある」という問題は、掛け算を使って解く問題です。問題を解くためには、まずは情報をしっかり整理し、適切な計算方法を選ぶことが大切です。また、子どもに理解を促すためには、具体的なイメージや反復練習を行うことが有効です。
正しい教え方を実践すれば、子どもは問題をしっかり理解し、算数の力を身につけることができるでしょう。
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