Arduinoを使用して6個のソレノイドを制御する際、外部電源(スイッチング電源)を使用することは一般的ですが、どのように電流を供給すれば良いか悩むことがあります。特に、ブレッドボードに直接接続することは推奨されない理由と、最適な接続方法について解説します。
スイッチング電源の使用方法
スイッチング電源(例えば、DC5V10A 出力50WタイプRWS50B-5)は高い出力を持ち、ソレノイドを駆動するのに十分な電力を供給することができます。しかし、スイッチング電源から直接ブレッドボードに接続することは、接続不良や過熱などの問題を引き起こす可能性があります。
ブレッドボードは一般的に電力の取り扱いに適していないため、高電流を流すソレノイドの制御には向いていません。ブレッドボードの接点は高い電流を流すと焦げたり、接触不良を起こしたりする危険があります。
適切な電流供給方法
ソレノイドに安定した電流を供給するためには、ブレッドボードを使用せず、別の方法で配線を行うことが重要です。ソレノイドには各ソレノイドを個別に制御できるように、リレーを使うことが一般的です。リレーはArduinoで制御可能で、スイッチング電源からの電流を安全に供給する役割を果たします。
リレーを使う方法として、リレーを各ソレノイドに接続し、Arduinoがリレーをオン/オフすることで、ソレノイドに電流を供給します。この方法では、Arduinoが直接高電流を扱うことなく、外部電源からソレノイドに安全に電力を供給できます。
配線の実例と注意点
具体的には、次のような配線を行います。
- スイッチング電源から出力される5Vの電源を、リレーを通して各ソレノイドに供給します。
- Arduinoからは、リレーの制御信号を送信し、リレーを切り替えて各ソレノイドに電力を供給します。
- リレーの接点が高電流を取り扱うため、リレーの選定が重要です。
また、リレーにはスイッチング電源とソレノイドの間に配置する必要があります。これにより、高電流が直接Arduinoに流れ込むことを防ぎ、システム全体の安全性を確保できます。
まとめ
Arduinoで6個のソレノイドを制御する場合、スイッチング電源を使用して電力を供給することは良い方法ですが、ブレッドボードを使って直接接続することは避け、リレーを使用して各ソレノイドに安全に電流を供給する方法が推奨されます。この方法では、Arduinoは低電流を取り扱うだけで済み、ソレノイドには必要な高電流を確実に供給できます。
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