MBTI診断で「論理的な考え」とは、どのような考え方を指すのでしょうか?「論理的」と「理論的」という言葉が似ているため、混乱することもあります。この2つの言葉の違いや、それぞれの意味について、例えを交えて分かりやすく解説します。
「論理的」とは?
「論理的」という言葉は、物事を筋道立てて考えることを意味します。つまり、結論に至るまでの過程がしっかりとした理由や根拠に基づいている状態です。例えば、友達と「どのレストランに行くか」を決める時、「美味しさ」「価格」「場所」など、具体的な理由を挙げて選ぶことが「論理的な考え」です。
論理的思考では、結論に至る過程を追って説明できることが重要です。例えば、「このレストランが一番おいしいから行こう」というよりも、「ここが美味しいし、予算内だから行こう」といった具合に、根拠を明確にします。
「理論的」とは?
一方で「理論的」とは、特定の理論や原則に基づいて物事を考えることを指します。理論的な考え方は、一般的なルールや法則を理解したうえで、それに基づいて解答を導くというアプローチです。例えば、物理学の法則に基づいて「エネルギー保存の法則」を用いて計算することは「理論的な思考」と言えます。
「理論的」は、既存の学問的な理論や知識に基づいて思考を進めることが特徴です。実際の生活の中で「理論的」に考えることは少ないかもしれませんが、例えばエンジニアが設計をする時に使用する思考方法が「理論的」であることが多いです。
「論理的」と「理論的」の違い
簡単に言うと、「論理的」はその場その場で具体的な理由に基づいて考える方法であり、「理論的」は確立された原則や理論に基づいて考える方法です。
両者は似ている部分もありますが、「論理的」は日常生活での思考に近い方法であり、「理論的」は学問的、または体系的なアプローチに用いられることが多いです。例えば、あなたが友達とレストランを決める際には「論理的」に考えますが、物理学の問題を解くときは「理論的」に考えると言えるでしょう。
実生活での「論理的」と「理論的」の使い分け
実生活の中では、普段「論理的」に考える場面がほとんどです。例えば、買い物をする際に「これが欲しいから買う」という理由で購入するのは、論理的な思考の一環です。
一方で、学問や専門的な知識が必要な場面では「理論的」に考えることが求められます。例えば、科学実験をする際には、実験結果を理論的に分析する必要があります。専門家が使う理論的思考は、通常の生活ではあまり意識しないことが多いですが、専門的な仕事では頻繁に使われます。
まとめ
「論理的な考え」とは、物事を筋道立てて、具体的な理由に基づいて考えることです。一方、「理論的」は、特定の理論や原則に基づいて考える方法です。この2つの違いを理解して、日常生活でも適切に使い分けられるようになることが重要です。
コメント