この問題では、川の上流と下流をボートで移動する際の時間差を使って、川の流速を求めます。分速50mのボートが、上流のA点から下流のB点に向かうのに40分、そしてB点からA点に戻るのに60分かかるという情報をもとに、川の流速を計算する方法を説明します。
問題の整理
ボートが進む速度は分速50mであり、川の上流と下流におけるボートの移動時間が与えられています。A点からB点に進むのに40分、B点からA点に戻るのに60分かかります。これらの情報を基に、川の流速を求めます。
基本的な考え方
この問題では、ボートの速度に加えて川の流れの影響を考慮する必要があります。上流へ向かうときは川の流れがボートの進行方向に逆らうため、ボートの実際の速度が遅くなります。逆に、下流へ向かうときは川の流れがボートを助けるため、実際の速度が速くなります。
計算方法
まず、上流と下流でボートが進む距離を求めます。ボートが進む速さは分速50mですが、上流の場合は川の流速が減速要因、下流の場合は加速要因となります。
ボートの進行時間は、それぞれの進行速度と移動時間の関係を使って式を立てます。上流と下流での移動時間から、川の流速を求めるための方程式を解くことで、流速が計算できます。
流速の計算
ボートが上流に進むとき、ボートの速度は50 – v(vは流速)になります。下流に進むときは、ボートの速度は50 + vになります。進行時間はそれぞれ40分と60分ですので、以下のように式を立てることができます。
上流の移動距離は50 × 40、下流の移動距離は50 × 60です。これを基に、それぞれの進行時間と距離の関係を使って流速を求めることができます。
まとめ
川の流速を求めるためには、ボートの進行速度と移動時間をもとに計算を行います。上流と下流でボートの進行速度が異なるため、その差を利用して流速を求めることができます。計算式を使って解くことで、川の流速が求められます。
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