石膏取りのポイント：雌型への離型剤塗布と石膏流し入れのタイミング

美術、芸術

2025.05.29

石膏取りを行う際、適切なタイミングで雌型に離型剤を塗り、その後石膏を流し入れることは非常に重要です。これらのタイミングを誤ると、石膏が型に付着してしまったり、型が壊れやすくなることがあります。今回は、離型剤を塗った後の乾燥時間や石膏流し入れの最適なタイミングについて解説します。

離型剤を塗布するタイミング

離型剤を雌型に塗布する前に、雌型自体が完全に乾燥している必要があります。雌型が湿っていると、離型剤がうまく定着せず、後で石膏が型にくっついてしまう原因になります。

一般的には、雌型を作成後、2〜4時間ほど乾燥させることをおすすめします。この時間をおくことで、雌型の表面が十分に乾き、離型剤が均等に塗布される準備が整います。

離型剤を塗布した後は、石膏を流し入れる前にある程度の乾燥時間を設ける必要があります。離型剤が完全に乾燥していないと、石膏が離型剤に吸収されることなく、均等に流れません。

通常、離型剤を塗布してから30分〜1時間ほど待機することが推奨されます。この時間をおくことで、離型剤が型に定着し、石膏を流し入れた際にスムーズに剥がれるようになります。

石膏を流し入れるタイミングは、離型剤が乾燥していることを確認した後に行います。もし、離型剤がまだ湿っている状態で石膏を流し込むと、型から外れにくくなることがあります。

また、石膏を流し入れるときは、離型剤の乾燥具合をチェックし、表面が完全に乾いていることを確認してから行いましょう。乾燥が不十分だと、石膏が型から取りにくくなるため、注意が必要です。

石膏取りを行う際の基本的な流れは以下の通りです。まず、雌型が完成したら、2〜4時間乾燥させてから離型剤を塗布します。その後、30分〜1時間待機して、離型剤が乾いたら石膏を流し入れます。

この流れを守ることで、スムーズに石膏取りができ、型が壊れることなく、しっかりとした成形が可能となります。

石膏取りにおける離型剤の塗布と石膏流し入れのタイミングは、結果を左右する重要な要素です。雌型が完全に乾燥してから離型剤を塗布し、その後適切な時間をおいてから石膏を流し入れることで、作業の成功率が高まります。これらの基本的なポイントを守り、効果的に石膏取りを行いましょう。