地理の授業でよく出題される経度の計算問題。特に「地球が1日で自転することを利用して、2地点の時刻が分かれば経度を計測できる」といった問題がよく出てきます。この問題では、東京から出発した旅行者がどこで太陽が南中した時刻を記録し、その時刻から目的地の経度を求めるという課題です。
問題の内容
旅行者は東京で、太陽が南中したときに腕時計を12:00に合わせ、その後しばらく旅行をして、ある地点で太陽が南中したときに腕時計を見ると19:00を示していました。この情報を元に、その地点の経度を求める問題です。
経度の計算方法
地球は1日で360度回転します。つまり、1時間で15度進むことになります。旅行者が最初に南中した時間(東京)を基準にして、次に訪れた地点での時刻を比べます。
12:00と19:00の差は7時間です。7時間×15度/時間 = 105度となります。この差を使って経度を計算します。
計算の結果
ここでは、東京での時刻が12:00で、目的地での時刻が19:00だったので、目的地は東京よりも105度西に位置することになります。従って、目的地の経度は「115°W」になります。
まとめ
このように、2地点の時刻差を基に経度を計算する方法は、非常にシンプルです。問題文に与えられた情報を基に、時差を計算し、それに基づいて経度を求めることができます。これにより、経度の測定方法がより理解しやすくなるでしょう。
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