北緯35°38’の38’とは？その意味と読み方をわかりやすく解説

地理や地図でよく目にする「北緯35°38’」ですが、この「38’」が何を意味するのかについて知りたいという方も多いのではないでしょうか。今回は、この「38’」の意味についてわかりやすく解説します。

1. 度分秒とは？

地理座標を表す際には、緯度と経度が使われます。その際、緯度や経度を「度（°）」だけでなく、「分（’）」や「秒（”）」でさらに細かく表現することがあります。この度分秒の表記は、度（°）の後に分（’）や秒（”）を使うことで、より正確な位置を示すために使用されます。

例えば、「35°38’」という表記は、35度と38分を意味します。このように、分は1度を60分に分けた単位です。秒はさらにその1分を60秒に分けたものです。

「38’」は「38分」を意味します。分（’）は度を60等分した単位であり、1分は1度の60分の1にあたります。つまり、35°38’という表記は、35度と38分の位置を指しています。

この表記方法は、特に精度が求められる場所や地図、航空機や船舶の航路などで使われることが多いです。

現代の地理情報では、度分秒の代わりに小数点で表すことも増えてきました。例えば、35°38’を小数点で表すと、35.6333°という風に表現できます。このような小数点での表現は、計算が簡単で、デジタルデータとして使いやすいという利点があります。

ただし、度分秒表記が依然として広く使われている理由は、視覚的にわかりやすく、精度を簡単に示せる点です。

「38’」は「38分」を意味し、度分秒の地理座標表記において、位置をより詳細に示すための単位です。この表記は、地図やGPSなどの地理情報システムでよく使用され、精度を高めるために利用されています。

もし「38’」がどのように使われているのか疑問だった方も、この解説でその意味がクリアになったかと思います。