この記事では、約数に関する問題を6年生でも分かるように解説します。約数の個数がどのように計算されるかを理解し、いくつかの問題を一緒に解いていきましょう。
約数とは?
約数とは、ある整数を割り切ることができる数のことです。例えば、6の約数は1, 2, 3, 6です。これらは、6を割ったときに余りが出ない数です。数を割り切ることができる数を全て集めたものが「約数」です。
整数の約数を数える方法を学ぶことは、数学の問題を解く上で非常に役立ちます。
①約数の個数が3個である整数のうち、小さい方から5番目の整数は?
まず、約数の個数が3個である整数について考えてみましょう。約数が3個ある整数とは、素数の平方数です。例えば、9の約数は1, 3, 9で3個です。このように、3個の約数を持つ整数は、その数が素数の平方数であることが特徴です。
小さい方から5番目の素数の平方数は、9(3²)、25(5²)、49(7²)、121(11²)、169(13²)です。したがって、5番目の整数は169です。
②1以上25以下の整数のうち、約数の個数が4個である整数は何個?
次に、1以上25以下で約数が4個ある整数を考えます。約数が4個の整数は、素数の2乗の形になります。例えば、6は1, 2, 3, 6の4個の約数を持っています。
1以上25以下で約数が4個の整数は、6、8、10、12、14、15、16、18、20、24です。これらの数は、それぞれ4つの約数を持っています。つまり、約数が4個の整数は10個です。
③1以上200以下の整数のうち、約数の個数が奇数である整数は何個?
最後に、約数の個数が奇数である整数について考えます。約数が奇数個あるのは、整数が「平方数」のときです。なぜなら、平方数の場合、約数が対称的に現れるため、一つの約数が重複して現れるからです。
例えば、9の約数は1, 3, 9ですが、3は1つだけ重複しています。1以上200以下で平方数となる整数は、1²、2²、3²、4²、…と続きます。これらの平方数は、約数が奇数個です。
1以上200以下の平方数は、1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81, 100, 121, 144, 169, 196の14個です。
まとめ:整数の約数の個数を理解しよう
今回の記事では、整数の約数の個数に関するいくつかの問題を解きました。約数の個数が3個である整数、4個である整数、そして奇数個の約数を持つ整数の特徴を学びました。これらの問題を解くことで、整数の約数についてより深く理解できるようになります。
コメント